About
感性の輪郭が浮かび上がっていく旅。
A Thousand Milesは、その始まりそっと照らします。
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Brand Story
1.Why ーなぜ、片づけなのか
私の子育ては、自分より大切な命を身を削るようにして守り抜いた時間でした。
そんな日々を送るうちに暮らしの中に小さな違和感が積もっていきました。
昔のように着たい服が選べない。
生活の変化とともに”私らしさ”の輪郭が少しずつ曖昧になっていくー
そんな感覚でした。
転機となったのが
「人生がときめく片づけの魔法」という一冊。
「私はどんな暮らしがしたいのだろう?」
その問いを真摯に受け止めたとき、
片づけは”モノを減らす作業”ではなく、
生き方そのものを丁寧に整えるプロセスだと気づきました。
周囲の期待に応える”優等生”として生きてきた私は、
自分の心の声に従って選ぶ経験をほとんど持っていませんでした。
だからこそ、ときめきで選ぶという行為は、予想以上に難しかった。
それでも、
小さくても「着てみたい」と心が動く服を纏ったり、
「やってみたい」と心が動く体験を選び続けてみるー
その積み重ねが、閉じていた人生の扉をひとつひとつ開いてくれました。
ミュージカル、保育士資格、憧れに触れる体験。
心の奥に眠っていた願いに自然と手が伸びるようになったのです。
私自身が変わり始めると、それは静かに家族にも変化をもたらしていきました。
自分自身が整っていることは、暮らしの土台となるのです。
片づけが人生を深く動かすことを知ってしまったいま、
私はこの体験を、誰かのためにも届けたいと思うようになりました。
2.Philosophy ー感性に輪郭が戻るということ
感性は、誰の内側にも必ず存在しています。
ただその輪郭は、日々の役割やノイズの中で曖昧になり、
光を当てなければ眠ってしまうもの。
片づけとは、
その感性に光を当て、
”本来の自分”の輪郭を思い出していく時間。
心のセンサーが整い始めると、
人生は自然と美しい方へ動き始めます。
私はその旅のパートナーとして、
必要な灯りをそっと手渡す存在でありたいと考えています。
3.Origin -美意識の原風景
私の美意識は、幼いころの”暮らしの手ざわり”から育ちました。
母の手作りの服、祖母の刺繍や着物、
父のギター。
身近な大人たちの手から生まれるものには、
時間と心が丁寧に宿っていて、
私はその豊かさを吸って育ちました。
レースカーテンをまとった午後、
和音の移ろいに胸がふるえたオルガンの音、
母と一緒にお菓子作りをした甘い香り。
そんな小さな体験の積み重ねが、
”美しさを見つけるチカラ”の基盤になっています。
4.Value ーときめきを受け取るセンサー
私がお届けしたいのは、
自分の心の反応を受け取るための”センサー”。
忙しさや役割に飲み込まれると、
人は驚くほど簡単に、自分の感度を手放してしまいます。
片づけのプロセスを通して、
そのセンサーを再び働かせていくことができるのです。
センサーが戻ってくると、
判断の質が変わり、
暮らしの選択が変わります。
そこに流れる微細な”気配”の変化は、
周りにいる人たちへの安心を育む力にもなっていき、
人生の流れが美しい方へと調和していく。
その変化を私は何度も目にしてきました。
5.A Thousand Milesに込めた想い
A Thousand Milesという名前には、
私自身の人生と深く結びついた3つの由来があります。
一つ目は”千里の道も一歩から”
大きな願いも、現実の一歩の積み重ねからなっています。
理想が遠く感じられて挫折しそうな瞬間に
背中を正してくれるお守りになるようにと願いを込めて。
二つ目は、Vanessa Carltonの曲のタイトル。
遠距離恋愛だった夫との思い出の曲で、
「距離があっても、大切なものを想い続ける」
という私の信念と深く結びついています。
起業したのは、コロナ禍。
この曲の余韻が心を支えてくれたことに感謝して。
三つめは、私が暮らす土地の名前。
今の私を形づくる暮らしを象徴するような”ご縁”に導かれて。
これらが重なり、
A Thousand Milesは私のブランドを象徴する名前として生まれました。
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